出版社内容情報
WC優勝を目指す203国のうち、ただ1チームを除いては全て敗者だ。サッカーの本質は「敗戦」にこそある。これぞ、杉山流蹴球論!
サッカーの見方が一段深くなる、脱「勝利至上主義」の蹴球論!
はっきりと言おう。今の日本のサッカーに足りないのは、負けに向き合う勇気だ。メディアもファンも、サッカー関係者さえも、勝利至上主義、結果至上主義に毒されている。常に「絶対に負けられない戦い」に臨み、勝っている間はただ騒いで、負けたらハイおわり。反省も検証も、ほとんどなされない。敗戦は「なかったこと」にされてしまう。これでは一向にサッカーの質は向上しないし、何よりサッカーの魅力から自らを遠ざけてしまっている。僕が思うにサッカーとは、じつは「負け方を競うスポーツ」であり、その真のエンタメ性は、敗戦の中にこそ見出すことができるのだ。「負け」は決して、辛くて苦しい出来事ではない!
【著者紹介】
スポーツライター
1959年静岡県生まれ。大学卒業後、フリーのスポーツライターとしてスポーツ総合誌などで執筆。得意分野はサッカーで、モットーは「サッカーらしさ」の追求。海外取材が豊富で、ワールドカップには82年のスペイン大会以降8大会連続、チャンピオンズリーグに至っては300試合以上の現地観戦取材を行っている。オリンピックも夏季冬季合わせて9度取材。9大会目となる14年ブラジルW杯の取材でも、ピッチ上に描かれる両チームの“デザイン(布陣)”に目を凝らす。主な著書に、サッカー戦術本としては異例の大ヒットとなった『4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する』や『敗北を恐れぬ監督たち』『布陣図鑑』など。杉山茂樹ブログマガジンhttp://blog.livedoor.jp/sugicc402/
内容説明
サッカーの見方が一段深くなる、脱「勝利至上主義」の蹴球論!サッカー日本代表は絶対に負ける。
目次
なぜ、誰もが「敗戦」を怖がるのか?
観戦か、鑑賞か
勝って批判を浴びたドイツ、負けて伝説となったオランダ
サッカーは採点競技である
地元のファンだけしか盛り上がれないのがJリーグ
日本人はスポーツ好きじゃなくて、ただのお祭り好き
0.16秒差でメダルを逃した「4位」の価値
最高の敗者、中山竹通
オリンピックは紅白歌合戦じゃない!
「現場」に居合わせることの喜び〔ほか〕
著者等紹介
杉山茂樹[スギヤマシゲキ]
スポーツライター。1959年静岡県生まれ。大学卒業後、フリーのスポーツライターとしてスポーツ総合誌などで執筆。海外取材が豊富で、ワールドカップには82年のスペイン大会以降8大会連続、チャンピオンズリーグに至っては300試合以上の現地観戦取材を行っている。オリンピックも夏季冬季合わせて9度取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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