星海社新書
一億総ツッコミ時代

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061385269
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0295

出版社内容情報

日本には「ツッコミ人間」が多すぎる。もっとベタにボケて生きたほうが楽しい。注目の芸人・マキタスポーツが日本人に真面目に提言!ああ息苦しい  一億総ツッコミ時代
ツイッターで気に入らない発言を罵倒し、ニコ生でつまんないネタにコメントし、嫌いな芸能人のブログを炎上させる。ネットで、会話で、飲み会で、目立つ言動にはツッコミの総攻撃。自分では何もしないけれど、他人や世の中の出来事には上から目線で批評、批難――。一般人がプチ評論家、プチマスコミと化した現代。それが「一億総ツッコミ時代」だ。動くに動けない閉塞感の正体はこうした「ツッコミ過多」にある。「ツッコミ」ではなく「ボケ」に転身せよ。「メタ」的に物事を見るのではなく「ベタ」に生きろ。この息苦しい空気を打破し、面白い人生にするために!
異才・槙田雄司(マキタスポーツ)による現代日本への熱き提言!!

槙田 雄司[マキタ ユウジ]
著・文・その他

内容説明

ツイッターで気に入らない発言を罵倒し、ニコ生でつまんないネタにコメントし、嫌いな芸能人のブログを炎上させる。ネットで、会話で、飲み会で、目立つ言動にはツッコミの総攻撃。自分では何もしないけれど、他人や世の中の出来事には上から目線で批評、批難―。一般人がプチ評論家、プチマスコミと化した現代。それが「一億総ツッコミ時代」だ。動くに動けない閉塞感の正体はこうした「ツッコミ過多」にある。「ツッコミ」ではなく「ボケ」に転身せよ。「メタ」的に物事を見るのではなく「ベタ」に生きろ。この息苦しい空気を打破し、面白い人生にするために!異才・槇田雄司(マキタスポーツ)による現代日本への熱き提言。

目次

序章 バラエティ番組化した日本
第1章 「ツッコミ高ボケ低」の気圧配置が生む閉塞感
第2章 ツッコミが支配した空気にどう対処すべきか
第3章 現代社会はボケ不足
第4章 メタでソーシャルなセルフブランディングに疲れた人々
第5章 民主主義より資本主義より「面白さ至上主義」

著者等紹介

槇田雄司[マキタユウジ]
1970年山梨県生まれ。芸名マキタスポーツ。芸人、ミュージシャン、コラムニスト、俳優。バンド「マキタ学級」を率いるミュージシャンでありながら、ビートたけし、浅草キッドも支持する実力派芸人。また、独自の批評的見地から音楽や時事問題を考察、論評する。芸人としては、音楽的造詣をもとにした音曲ネタを得意とする。自ら命名した「作詞作曲ものまね」は、従来の「声帯模写」「形態模写」とは一線を画す、知的なパロディネタとして好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

68
非常にサクサクと読み進められた。中々私も空気を読んだりで突っ込み側に回ってしまいがちなので注意しなければと思う。著者は芸人だそうで勉強になった。2012/10/10

harass

63
一度目を通したいと思っていた本で図書館で見つける。この著者は芸人らしいが名前しか知らない。自己啓発本か。テレビのお笑いが普及し、数十年。ネットの普及もあり、一般人がお笑い芸人のように『ツッコミ』をすることが、社会が息苦しく感じる原因かと著者。対策として対になる「ベタ」を目指すことを勧めている。脱自意識過剰で、役に立つとかではなく夢中になるものを追求しましょうと。なるほどと感じる例えや考察が多し。著者は自分の言葉だけで語ろうとしていて、端々からなかなかの読書家かと予想する。ごく軽い読み物として。2018/04/10

ホークス

49
芸人マキタスポーツの新書。予想以上に面白かった。今の風潮に対して、「ツッコミばかりじゃつまらないし、しんどいよ」と言っている。真の面白さは「ツッコミ」より「ボケ」、「メタ」より「ベタ」に在るとの主張に大賛成。皆実は分かっているけど、自意識とかが邪魔してできないだけとか、だったらこうすれば?の様な箇所が読ませる。「ボケ」的な人=夢中になっている人で、その魅力はアスリートとかヤンキーとか芸人だと横山やすしとかが強烈に放っているもの。言い過ぎ、暑苦しい点もあるが、著者流に言えば凸凹あるから楽しいのだと思う。2018/09/26

糜竺(びじく)

42
最近の世の中は、人の粗探しをしたり、揚げ足をとったりするクセに、自分では何もしない人が多い、あえて言えば、何もしない人が勝者になっている事も多いなあと感じていました。そういった、これまで自分の中でモヤモヤ感じていた事を、見事にこの本は言語化してくれました。息苦しい世の中になっていますが、そういった時代の生き方にこの本はメスを入れてくれています。自分も時々、評論家ヅラして、批判している事があります。けど、そんな生き方はつまらないと教えてくれました。ぜひ、今の時代に生きている日本人皆に読んで欲しいです。2014/06/07

Emperor

38
マキタスポーツさんの本。マキタさん自身「ツッコミ高ボケ低」の社会で、あらゆる違和感に対してツッコミが横行している現状が息苦しくてたまらなかったのだという。「ツッコミ=加工。額縁を当てること。つまり“ここが面白いですよ”とマーカーを引く作業のようなもの」という捉え方は面白いなと思った。第一線で活躍する芸人さんによる笑いの分析は興味深い。2017/03/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5353654
  • ご注意事項