星海社新書
君の歳にあの偉人は何を語ったか

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  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061385146
  • NDC分類 280.4
  • Cコード C0295

出版社内容情報

宮沢賢治は23歳で絶望した。チャップリンは17歳で成功を確信した。「偉人は君の歳で何を語ったか?」 全く新しい偉人伝誕生!

「偉人」にもそんな頃があったのか!
「玄関番、車引き、なんでもするから使ってほしいのです」(野口英世20歳)、「一発も撃たずに革命をする気かね」(チェ・ゲバラ23歳)――。本書は偉人が「何歳のときに」「何を語ったのか」をまとめたものだ。ちまたに名言集や偉人伝は多くあるが、どの本も、綺麗な言葉が並んでいるけれど実感を伴って心に入ってこないものばかりではないだろうか。本書は、年齢にスポットを当て、どういう背景で放たれた言葉なのかを描くことで、なるべく自分の人生と照らし合わせながら読めるよう工夫した。名言は「人生のどういう場面で」「何歳のときに」言ったのかが重要なのだ。さて、君の歳であの偉人は何を語っただろうか?

●まわりに認められなくてヘコんでいる! → モーツアルト…………………32ページ
●新しい企画が上司のせいで通らない! → 寺山修司…………………110ページ
●ライバルだけが期待されていてムカつく! → 立川談志…………………148ページ
●何をやってもうまく行かないから死にたい! → ワーグナー…………………174ページ
●パッとしない脇役みたいな人生なんて嫌だ! → 黒澤明…………………180ページ

内容説明

「玄関番、車引き、なんでもするから使ってほしいのです」(野口英世20歳)、「一発も撃たずに革命をする気かね」(チェ・ゲバラ23歳)―。本書は偉人が「何歳のときに」「何を語ったのか」をまとめたものだ。ちまたに名言集や偉人伝は多くあるが、どの本も、綺麗な言葉が並んでいるけれど実感を伴って心に入ってこないものばかりではないだろうか。本書は、年齢にスポットを当て、どういう背景で放たれた言葉なのかを描くことで、なるべく自分の人生と照らし合わせながら読めるよう工夫した。名言は「人生のどういう場面で」「何歳のときに」言ったのかが重要なのだ。さて、君の歳であの偉人は何を語っただろうか?―。

目次

第1章 17歳→24歳 その一言から真の人生が始まることがある(17歳「私に必要なのは、チャンスだけです」チャップリン;19歳「淫猥のこと一切、禁ず」南方熊楠 ほか)
第2章 25歳→35歳 その一言で人生が大きく変わることがある(25歳「この仕事にどこかまだ本気になりきれなかったわたくしも、これから自分が担わなければならない責任の重さに、ひきしまってゆく思いでした」平塚らいてう;27歳 「それでは会社を辞めます。今日限り辞めます」稲盛和夫 ほか)
第3章 36歳→49歳 その一言で人生が強固になることがある(38歳「僕も三十八だからね、四十までには、大傑作を一つ書いて置きたいよ」太宰治;40歳「おまえだって武器をもっているではないか」カフカ ほか)
第4章 50歳→69歳 その一言で人生の深さを知ることがある(50歳「私にはいま非常な悩み事があり、この1、2ケ月というもの十分に寝食もとれず、以前のような精神力もありません」ニュートン;51歳「ぼくは苦悩の最後の段階に足を踏み入れた。もうじき終わるだろう」ワーグナー ほか)
第5章 70歳→95歳 その一言が人生の終わりを飾ることがある(70歳「血の小便が出るまで苦労したのでしょうか」松下幸之助;74歳「諸君、明日はもっと良いものをつくろう」ガウディ ほか)

著者等紹介

真山知幸[マヤマトモユキ]
人物研究家・著述家。1980年生まれ。人物研究家、著述家として週刊誌、書籍の執筆、テレビ番組の監修、大学での講義などで幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

97
ちと心折れそうになったので、ちょっと元気をもらおうかと思い本書へ。単なる金言のシャワーかと思いきや、偉人(と言われている方々)の方がよっぽど苦労しているじゃないかと思いました。後世に残る名誉の代償はハンパないです。中には、もうほとんどマゾではないかと思う方もいらっしゃいましたwww。彼ら自身は「偉人」を望んだわけではないと思います。それでも彼らは彼らの役目(=使命)を無意識的に果たし、結果的に後世に貢献したという点においては尊いと思わずにはいられませんでした。2021/03/21

活字スキー

17
年齢とは数字に過ぎない。偉人と呼ばれるような人種は老いも若きも、それぞれの魂が迸るような言葉を吐いてきた。17歳で「必要なのは、チャンスだけ」と言ったチャップリンは圧倒的な強敵を前に「あとは……勇気だけだッ」と立ち向かったサイボーグ戦士に負けないくらいカッコいい。工場が焼けてしまった67歳でも折れる事のなかったエジソンの強さは、ひらめき(思いつき)の100倍は努力し、実積を作ってきた自信に裏打ちされていたのだろう。ガウディや淀川長治の言葉に見る「何かを好きになる力と、それに一生を捧げる幸せ」がまぶしい。2015/12/26

村越操

14
偉人達の名言が生まれた年代を明らかにし、偉人の考え方・生き方が学べる。興味を持った人の伝記を読むという利用方法もできるかもしれません。「いまを楽しむこと。その権利を絶対に捨てないで欲しいんだ。捨てなければ楽しみが無限に広がっていきますよ。楽しみがないなんて言うのは横着だからだ。絶対あるはずですよ。それを見つければ、生きたい、生きたいと思うようになります」淀川長治さんの言葉が、そのまま著者が一番言いたいこと。同感です。2013/05/25

清作

12
歴史上の偉人がある歳の時に言った言葉とその偉人のエピソードが簡単に書かれている。38人も扱っているのであまり深く掘り下げているわけではないが、偉人の生き様がザックリとだが知ることができて面白かった。全ての偉人に共通しているのは、皆“行動”していること。苦労はしているがやるべきことを考え“行動”している。それこそが大切なのだと改めて感じた。2012/06/19

くろまによん

10
偉人がいつごろどんな境地に至ったのかがわかる良い本だった。作者の解釈が若干押し付けっぽくていやらしかったが、それぞれの偉人についてもっと深く知りたいという気持ちを起こさせる。2014/03/19

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