講談社文庫<br> スパイになりたかったスパイ

講談社文庫
スパイになりたかったスパイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061372368
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

嫁宮 悠

3
憧れのスパイになったはいいものの、赴任先のロンドンで待っていた任務は事務作業に造園業? 閑職を経た後、主人公は天性のプレイボーイぶりを発揮して、祖国ソビエトのために機密情報を手に入れようとするが、そうもうまくはいかなくて、というお話。表層的にはおバカでユーモアたっぷり。しかし、その背後に見え隠れするのは 社会主義国の頽廃と抑鬱、派閥闘争だったりする。スパイの存在意義とは。誰のために忠を尽くすのか。新訳が出ても不思議ではない、名作の佇まい。雰囲気としてはオーウェルよりもハクスリーだと個人的には思うのだけれど2017/04/09

鬼山とんぼ

1
74年出版、ユダヤ系移民の著名評論家が描いたスラップスティックスパイ小説。主にロンドンを舞台にソ連諜報中枢と下っ端新米スパイが演じるドタバタだが、蹂躙された祖国の恨みがあるからソ連側の人物と連発するドジや粉飾、隠蔽に対しては辛辣だ。ネタになったのが飢餓を救う特殊食品の製法の機密書類、登場人物がいずれも素っ頓狂で、真面目に読めば下らないミステリーではあるが、007を本歌取りしたようなジョークの使いどころはお見事。冷戦当時の雰囲気をよく伝えており退屈はしなかった。占星術用語やフランスワイン名称の誤訳は残念。2019/01/28

めぐみ

0
途中で断念した作品2007/05/22

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