講談社文庫<br> 中核VS革マル 〈下〉

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講談社文庫
中核VS革マル 〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p
  • 商品コード 9784061341845
  • NDC分類 309.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

【内容紹介】
かつては高揚する学生運動をささえていたはずの中核と革マル。だが、果てしないその対立は、鉄パイプによる内ゲバ殺人へとエスカレートしていった。世界の社会運動の歴史においても稀(まれ)にみる激烈で凄惨な両派の内部抗争の局面を戦後の学生・労働運動の流れに遡(さかのぼ)って詳細に跡づける衝撃の実態レポート。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

278
互いの暴力(もはや殲滅戦を公言するまでになっている)の頻度も程度も、はるかにすさまじいばかりに拡大。巻末に時系列表が掲載されているが、これが事実であるとは思えないほど。しかも、その中には何件かの誤爆(標的を見誤って別人を殺傷)もあり、ますます一般学生や労働者との距離は広がる一方である。立花は中核、革マル、公安の3極で捉えるべきだと言うが、その通りだろうと思う。互いに相手方が警察権力と結びついていると主張しているが、立花が分析するようにそれはなさそうだ。この一連の殺戮戦によって、誰が一番利益を得るか⇒2023/08/19

100

43
共産思想の行動原理実践の結果。それが象徴するのは、共産主義組織の成立条件である統制の難しさ。共産主義を信奉する理由は人さまざま。対して、理論での思想の統一には限界があり、議論の勝敗では人の心を制御できない事を証明している。2025/03/23

matsu04

28
両派の違いは結局のところ現代のとらえ方の差異、すなわち革命を現実的なものと捉えるか、まだ先のことと考えるかだということであるらしく、前者の中核派は非合法闘争を繰り返したため公安警察から強い弾圧を受けたが、革マル派は大衆・労働団体の中に潜り込みそれらを革命を目指す組織に作り変える戦術を採っているらしい。これが同派の実態でありかつ現状だとすれば、恐ろしい。2016/06/01

秋 眉雄

22
『「頭をカチワレ、助骨をヘシオレ、内臓をエグリダセ。あくまで残酷に、徹底して残虐に!」』立花隆による実態レポートの下巻。上巻からさらに殺し合いはエスカレート。まったく収まりのつかないその様相はある意味、革マルvs中核ではなくて日本軍vs日本軍。巻末に延々と続く抗争年表には呆れと恐れを感じました。昭和50年刊。ことし昭和100年ということは50年前の本。もはや古典ですね。2025/03/01

koji

21
3つに纏めます。①両派の暴力の論理、②当局の論理、③結局革マルvs中核抗争とは何だったのか。①、②を本書から抜き書きすると、①確信者同士のぶつかり合いは皆殺しまでいきつく宗教戦争と同じ、②策略を駆使し全容を掴むまで泳がせ一網打尽が公安論理。いずれも納得です。さて③。この抗争は今は人の口の端にものぼらない程風化していますが、三島由紀夫vs全共闘がヒットしたように何かの拍子に脚光を浴びるかもしれません。その時、常に胆に銘ずべきは、そこに内在する暴力と公安の論理への深い理解。本書の精神を語り継ぐ大切さを思います2021/05/22

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