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新イラスト版コロボックル物語
だれも知らない小さな国

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784061335233
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報



佐藤 さとる[サトウ サトル]
著・文・その他

村上 勉[ムラカミ ツトム]
著・文・その他

内容説明

小学校三年生のときだった。もちの木をさがしにいったぼくは、こんもりした小山や杉林にかこまれた、三角形の平地を見つけた。小さないずみがわき、まっかなつばきの花のさく、どこかふしぎな感じのする場所だった。―そして、とうとうぼくは見た。小川に流れていく赤いくつの中で、虫のようなものが動いているのを。小指ほどしかない小さな人たちが、手をふっているのを!

著者等紹介

佐藤さとる[サトウサトル]
1928年、神奈川県生まれ。『だれも知らない小さな国』で毎日出版文化賞・国際アンデルセン賞国内賞などを、『おばあさんのひこうき』で児童福祉文化賞・野間児童文芸賞を受賞。日本のファンタジー作家の第一人者として知られる

村上勉[ムラカミツトム]
1943年、兵庫県生まれ。「コロボックル物語」シリーズのほか、挿絵、絵本、装丁など幅広く活動。『おばあさんのひこうき』(佐藤さとる)で小学館絵画賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がらくたどん

60
朝倉かすみさんの『よむよむかたる』を読みながら。65年も前、私が生まれた頃に書かれた物語。かつて夢中で読んだ。物語は戦前から始まる。少年が暮らす街の向こうの里山は子ども達の探検場所。まだ味噌っかすの彼が偶然見つけた清水湧き出る素敵な場所で彼はなんと昔話と思っていた小さい人達に出会う。用心深くなかなか姿を見せないけれど生き生きと不思議な彼ら。終戦を迎え父も戦死し早々に大人への道を歩き出した少年が思い出の場所を訪ねると。人知れず消えてしまいそうな小さな国を守りたい!味方になりたい!少年の地道な奮闘が始まる♪2025/01/12

KEI

54
遥か昔、学生だった頃に児童文学研究会に所属していた知人から薦められた本。小4の孫にもこの世界を味わって貰いたいと購入。いまだに、 蕗が鬱蒼と生えている山道を歩く時には、思わずコロボックルはいないかな?と探してしまうほど大好きな物語です。どこか気がつかないところに「誰も知らない国」が本当にある様な、あって欲しいとなと思います。薦めて下さったSさんは元気でしょうか?熱く本の事を語り合った事を思い出します。2018/09/16

あーさん☆花火大会が迫っています!!

53
小人の生活。絵が宇宙人みたいで怖い(´д`|||)2018/03/26

ミーコ

49
有川さんの本を読んで 兼ねてから読みたく思っていました。昭和30年代に書かれたとは 思えない・・・ 戦争の話が出て来て思い出す って程度です。高速道路を付ける為にコロボックル達の山が開発させてしまうのか?とヒヤヒヤしながら読みました。途中からは 私も この世界の住人に・・・。せいたかさん おちび先生の関係も進展して行くのか、気になる所。このシリーズを追いかけたく思います。2017/05/01

くぅ

49
実は読んだことがなかったコロボックル物語。佐藤先生から引き継いだ有川浩作品を読んで、懐かしい里山の風景に嬉しくなり佐藤作品もと手にとった。子供の時に出会っていたかったなぁというのが率直な今の気分。子供の時に読んだ小人の話は海外作品ばかりで、頭の上に三角帽子、白い顎髭のイメージ。でも、この世界に出てくる日本のコロボックルたちは愛らしく可愛らしい。セイタカさんが子供の頃、戦前から話は始まりこれは長い物語になりそう♪と予想するも、セイタカさんはあっという間に大人になりコロボックルたちを守る。2016/10/19

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