出版社内容情報
カレーライスを題材に、人生で本当に大切なものを描く! 「あらしのよるに」のきむらゆういち&受賞多数の伊藤秀男による新名作絵本 その男は、とてもびんぼうでした。
すがたはまるで怪物のようでしたが、働いて働いて、気がつくと大金持ちになっていたのです。
ほしいものはなんでも手に入るようになった男がつぶやきました。
「ああ、あのときのカレーライスが食べたい。」
まずしいときにごちそうになったカレーのことです。
男の頭はそのカレーのことでどんどんいっぱいになっていき、家来や家族に無理を言って……気がついたら、またひとりぼっちの、びんぼうな男にもどっていたのです。
そんな男がたどりついた先は……。
「あらしのよるに」シリーズで知られるきむらゆういち氏と、小学館絵画賞、日本絵本賞大賞等多数の受賞がある重鎮伊藤秀男氏、初めてのコンビによる絵本です。
「カレーライス」という身近な題材で、小さな子どもから楽しめますが、「人生でほんとうに大切なものは何か」という深いテーマが含まれています。
きむら ゆういち[キムラ ユウイチ]
著・文・その他
伊藤 秀男[イトウ ヒデオ]
著・文・その他
著者等紹介
きむらゆういち[キムラユウイチ]
東京都生まれ。多摩美術大学卒。幼児番組のアイディアブレーンなどを経て絵本・童話作家に。『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。同作品の劇作で、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』(偕成社)で日本絵本賞受賞
伊藤秀男[イトウヒデオ]
愛知県生まれ。画家・絵本作家。『海の夏』(ほるぷ出版)で小学館絵画賞、『けんかのきもち』(ポプラ社)で日本絵本賞大賞、けんぶち絵本の里大賞「びばからす賞」、『タケノコごはん』(ポプラ社)で日本絵本賞を受賞。『うしお』(ビリケン出版)はJBBY(日本国際児童図書評議会)賞受賞、IBBY(国際児童図書評議会)オナーリストとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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momogaga
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ぱお
わむう
anne@灯れ松明の火