出版社内容情報
塩冶判官も高師直もみ?んな猫! かぶきの三大名作のひとつ「仮名手本忠臣蔵」の大序から討入りまで、ねこづくしで絵本に再現!かぶきの三大名作のひとつ「仮名手本忠臣蔵」。
仇討ちを果たした赤穂浪士の実話をもとに、主君の仇討ちにいたるまでのさまざまな人間群像をえがいた不朽の名作です。
有名ではあるけれど、意外と知られていない物語を、ねこづくしで絵本に再現します。大序「兜改め」から十一段目「討入り」まで、ねこたちが真剣に、ときにユーモアたっぷりに演じる物語世界を、フルカラーでお楽しみください。
子どもから大人まで、かぶき入門におすすめの1冊です。
吉田 愛[ヨシダ アイ]
著・文・その他
瀧 晴巳[タキ ハルミ]
解説
内容説明
この九寸五分はなんじへ形見―切腹した主君に無念の思いをたくされた、大星由良之助たち四十七士の運命はいかに!仇討ちを果たした江戸時代の赤穂浪士の実話をもとに、二百五十年以上も愛されてきた不朽の名作「仮名手本忠臣蔵」を、ねこたちがあいきょうたっぷりにおとどけします。
著者等紹介
吉田愛[ヨシダアイ]
イラストレーター、グラフィック・デザイナー。ポストカードなどで展開される「かぶきねこづくし」シリーズ、「四季ねこねこ」シリーズを制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
51
250年以上も愛されて来た名作。華やかで可愛い猫の絵だけれど、お話は残酷。有名な赤穂浪士を歌舞伎で見るとまた違った雰囲気なのでしょうか。2025/06/21
宇宙猫
27
これは子供では難しくて読めないね。大人でも登場人物が多くて訳が分からなくなってくる。2017/10/29
どぶねずみ
26
川崎浮世絵ギャラリーで『忠臣蔵』についての絵が展示中なので、予習がてら手軽く子どもでも学べそうな本を探してみた。結局予習なしで行ってしまったけれど、本書は擬人化した可愛い猫を使って描かれた絵本であり、子どもが内容を理解するのは少し難しいかもしれない。正直言うとウチのご先祖様に赤穂浪士がいるらしく(47人の中に同姓がいないので本当かなのかどうか?)、以前から興味はあった話だ。仇討ちというのは聞き捨てならない話なのに、なぜ浄瑠璃で人気だったのか? それはこれから時間をかけて調べてみたい。2021/12/16
ベルるるる
26
多分、大人向けの「よくわかる絵本」なんだと思う。そう思って読むと、確かによくわかる^^ 最後の解説もわかり易い。どうして「仮名手本」なのか、とか、この話が他の「東海道四谷怪談」なんかに繋がっているとか・・・。お岩さんの夫は元々、塩冶(浅野家)の家臣だったけど、浪々の身となってすさんだ暮らしという設定なんですって。2017/09/27
どあら
17
図書館で借りて読了。最後のページの解説が分かり易いです。2018/03/02