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内容説明
立春、節分、彼岸、五月晴れ、梅雨、酷暑、台風、しぐれ、木枯し、初雪…。変化に富んだ日本の四季を彩るさまざまな気象現象や行事を、古今の俳人たちはどのようにとらえ、どのように句によみこんだか。長年、予報官として気象観測に取り組んできた著者が、芭蕉、蕪村の昔から現代俳句まで、220余の名句を素材に、現代気象学の立場から分析・解説する。俳句の鑑賞に新しい視点を提供するとともに、気象学の基礎が学べるユニークな本。
目次
1 春(春一番―春を呼ぶ日本海低気圧;花冷え―春たけなわの寒波)
2 夏(梅雨―梅雨も一つの季節;不快指数―むし暑い日本の夏)
3 秋(台風―台風と世界の熱帯低気圧;仲秋の名月―秋雨時期の満月)
4 冬(日本の雪―季節風で降る日本の豪雪;空っ風―冬の太平洋側の季節風)