講談社の創作絵本<br> これ、もっていき

電子版価格
¥1,320
  • 電書あり

講談社の創作絵本
これ、もっていき

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 36p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784061324718
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

「これ もっていき」と男の子に声をかけて登場する人(もの)たちと、どんどんエスカレートしていく「もっていくもの」が、読者をハラハラワクワクさせます。
真夏の畑や草むらや空が、伊藤秀男さんの素晴らしい色彩で表現され、主人公の男の子と一緒に夏の午後を一気に走り抜ける爽快感のある絵本です。
おかあさんにおつかいを頼まれ、やおやさんでトウモロコシを買っての帰り道。
「これ もっていき」と、いろいろな人に声をかけられます。
畑できゅうりを渡してくれた農家のおじちゃん。また少し行くと、庭先からトマトを渡してくれた近所のおばあちゃん。つぎに声をかけてきたのは、なんとお地蔵さま。その次は空の上から声がして……。

村上 しいこ[ムラカミ シイコ]
著・文・その他

伊藤 秀男[イトウ ヒデオ]
著・文・その他

内容説明

「これ、もっていき」って、おつかいのかえりみちに、だれかによびとめられた。さいしょは、きゅうりばたけのおっちゃん。つぎは、トマトをかかえたおばあちゃん。そのつぎは…?とびきりふしぎでたのしい、おつかいのかえりみち。

著者等紹介

村上しいこ[ムラカミシイコ]
児童文学作家。『かめきちのおまかせ自由研究』(長谷川義史・絵)で日本児童文学者協会新人賞、『れいぞうこのなつやすみ』(長谷川義史・絵)でひろすけ童話賞を受賞。『とっておきの詩』(市居みか・絵)は青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定される

伊藤秀男[イトウヒデオ]
画家・絵本作家。『夏の海』で小学館絵画賞、『けんかのきもち』(柴田愛子・文)で日本絵本大賞、『うしお』でJBBY賞・IBBYオナーリストを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっくす

37
ちょっと不思議な絵本。自然豊かな長閑かな町、優しい近所のおじさん・おばさんに、ヒロくんの育つ環境が羨ましい。風景がとても綺麗でした。2017/09/02

ヒラP@ehon.gohon

18
顔見知りのおじさんおばさんが多いいなか道を、わざわざ八百屋でとうもろこしを買って帰ることに違和感を覚えたのですが、「もっていき、もっていき」といろんな人から声をかけてもらえる、羨ましい光景です。 自分の田舎でもそんな時代が有ったと懐かしく感じました。 でも、要らないもの、困ったものはありがた迷惑ですね。 話の展開に懐かしい夏の光景が相まって、納得感と清々しさを思い起こします。 それにしても迫力のある伊藤秀男さんの絵には圧倒されます。2019/09/08

13
妻の読み聞かせ本シリーズ。絵が個性的なのはそれはそれでいいのだが、少々見づらく、ちょっと厳しいかな。でも、かつてあった田舎の情景が出ていてほのぼのします。関西弁がちゃんとしてれば、結構うまくいくかも。今の季節にぴったりだし。2015/07/14

紅花

13
野菜を貰えて「いいなぁ〜」と最初はうらやましく、そして次第に怪しげに、最後は恐ろしく・・・・じゃなかったんだ。最後はホッと胸をなで下ろす。短い言葉なのに、お話の展開がおもしろい。セミの鳴き声が聞こえてきそうな夏の本。2015/05/24

遠い日

12
おつかいの帰り道の親切の連鎖。あちこちから「これ、持っていき」と声がかかる。ご近所さんから空の雲まで、遠慮はいらんよとばかりに追いかけて来る。不思議な時空間にふいと紛れこんだかのようなひとり行く道。田舎の夏の風景のエアポケット。2017/10/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3139455
  • ご注意事項