出版社内容情報
人と木は、ずっといっしょに生きてきた。
まつり――。わたしたちが知と技で伝えてきた、「日本のこころ」の結晶。
パリの植物園を舞台にした『大きな木のような人』のあと、身体が「描きたい」と要求するものをなかなか見つけることができないでいた。そんなとき、私は何かに呼ばれるようにして秋祭りに出かけた。私を呼んだのは、鎮守の森の1本の老ケヤキだった。お囃子にさそわれてか、子どもたちが湧くように現れては、大樹の根やこぶこぶに抱きついたりのぼったりしはじめた――。その中にさえらがいた。私は一気に「まつり」にのみこまれていった。(いせ ひでこ)
いせ ひでこ[イセ ヒデコ]
著・文・その他
内容説明
たいこの音が、どろどろどこどこ、ひびきわたる。つぎつぎと屋台の提灯に、火がはいる。わらわらと、灯りをもった子どもたちが集まってくる―。
著者等紹介
いせひでこ[イセヒデコ]
画家、絵本作家。1949年生まれ。13歳まで北海道で育つ。東京芸術大学卒業。『マキちゃんのえにっき』で野間児童文芸新人賞、『水仙月の四日』で産経児童出版文化賞美術賞、『ルリユールおじさん』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞する。宮沢賢治とゴッホの研究をライフワークとしており、スケッチの旅での出会いや実感を大切にする現場主義に徹した作品が多い。作品はフランスなど海外でも翻訳出版されている。2007年にはパリで「いせひでこ絵本原画展 絆」を開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
のっち♬
やま
kanegon69@凍結中
greenish 🌿