内容説明
ある日、いたずら坊主のトン・ウーは、お寺に住みつく蜂の巣を棒でたたきました。怒った蜂がトン・ウーのところへやってきて…!?迫力ある絵と楽しいお話、絵本の魅力がつまった1冊。
著者等紹介
小風さち[コカゼサチ]
東京都生まれ。1977年から87年まで、イギリスのロンドン郊外に暮らした。長編ファンタジー『ゆびぬき小路の秘密』(福音館書店)で、1994年、野間児童文芸新人賞受賞
小野かおる[オノカオル]
東京都生まれ。東京藝術大学油絵科卒業。壁画デザイン、モニュメントなどの立体作品も制作している。サンケイ児童出版文化賞など、受賞多数。東京造形大学名誉教授。新制作協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
25
どこかの国の昔話に思えるのですが、純粋に日本で書かれたお話ということにちょっと意外感のある作品です。 登場人物といい、話の内容といい、異文化の世界です。 それに加えて、絵も不思議な空間を作っています。 嘘つきトン・ウーが100年も生きているハチに最終的には仕返しされるのですが、どこか宗教性も感じさせるお話です。2024/04/10
たまきら
18
韓国の経験から生まれた絵本らしいんですが、非常に賢いスズメバチ(何百年も生きている!)といたずらぼうずのおかしい絵本です。2016/07/22
いっちゃん
15
そーりゃ、そーりゃの、ぽくぽくぽく。そりゃばれるよ。2016/06/08
いっちゃん
11
擬音が独特すぎる。黙読なら良いけど、音読は詰まってしまった。2017/09/18
ナハチガル
9
語り口も絵も達者。カラフルなのに淡い鳥と龍の絵がすばらしく、「ずーずー みょーみょー ろーろー きょーきょー」というお経がたのしい。中国の昔話の再話である、とか書いてあったら、真に受けてしまいそうなクオリティ。しかしこの絵本は30年後、50年後に語り継がれていくだろうか?民話っぽい創作絵本の存在意義ってなんだろう?とか考えてしまった。A-。2016/06/19