講談社文庫
黒い樹海

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  • サイズ 文庫判/ページ数 469p
  • 商品コード 9784061311763
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【内容紹介】
仙台へ旅立った筈の姉が、意外や浜松のバス事故で急死!身分証明書が不明のため知らせが遅れ、笠原祥子は事故現場へとんだが手がかりは無い。新聞社へ勤めた彼女は、姉の交友関係の男たちを追求中同僚の婦人記者と、事件の鍵を握る女性の相次ぐ殺人事件に――。マスコミに潜む人間悪を抉る推理の傑作。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

77
突然の姉の死に疑問を感じた妹祥子の犯人探し。どう考えても見捨てられたとしか思えない姉の死に義憤を感じるのは妹として当然のことだろうが、思ったら動かずには済まない彼女が動くことで、次々と新たな殺人事件が起こる。彼女の行動はもちろん正しいのだが、彼女のやみくもな行動や自信、話の展開など、あまりにも定番的すぎて退屈。2019/08/10

YUUUUMI

18
祥子の姉は何故、東北に行かずに浜松に行っていたのか?姉の死の手がかりがなく、一つの疑問から沸き上がる謎だらけの展開に引き込まれた。主人公が姉の足跡をたどり、警察顔負けの捜査に乗り出していくところが物語の主軸となっている作者の作風は、主人公と共に謎を追い、真実を少しずつ明らかにしていくところがとても面白い。そして、主人公の訪れる全国各地の描写も丁寧で、旅をしている気分を味わえるのも良いし、真実が近づいたかと思えばなかなかたどり着けないもどかしさが絶妙でとても面白かった。良質な推理小説だった。2023/02/01

きのこ

18
久々の清張さん。人を掘り下げリアリティを追求するお手前はさすがです。どんでん返しがあるのかと思った(´`:)2017/03/02

本木英朗

15
日本の社会派ミステリ作家のひとりである、松本清張の長編のひとつである。もちろん俺は今回が初めてだ。仙台へ旅立った姉が、意外や浜松のバス事故で急死!という話なのだが……ちょっと俺的には分かりませんとしか言えないかなあ、トホホ……。とりあえず以上です。2025/09/14

かすみ

14
松本清張さんの作品は、初めて読みました。思ったよりも読みやすく、すごく面白かったです!事件の内容はもちろん素晴らしいのですが、当時の東京の様子が分かるのも、楽しみの一つとなりました。私の地元の近くの地名が出てくるのが、嬉しかったです。2023/12/20

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