出版社内容情報
【内容紹介】
現存最古の版本といわれる流布系統本を底本に、懇切な校注、解説並に現代語訳を添え、連綿と読み継がれてきた必読の随想録“徒然草”に流れる思想・哲学・人生観を、わかり易く現代に蘇らせた新編集。巻末に語彙索引を付す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
togeshita-u2zou
1
高校時代に挫折して以来の再読。読み出したら日経で特集が組まれたりして何ともタイムリー。それ自体が古文のように難解な現代語訳の助けを借りながら何とか読了。授業や日経特集で紹介されてる段だけ読むとほのぼのエッセイ的な印象を受けるが、日々真剣に生きる大切さを説く段が多く、内容は意外と硬派です。かと思うと、何でこんなこと書いたん?と首を傾げるような脱力話(40・46・135)や不思議話(68・90・230)が挿入されたりなど一筋縄では行かない。個人的には音楽関連の蘊蓄(199・219・220)に目を惹かれました。2025/10/05
Tooru Araki
1
あるラジオパーソナリティが「現代人は、もっと古典を読まないと破綻する。」とコメントしているのを聞いて、当本に手を伸ばした。江戸時代に最も町民に読まれた「古典」の流布本ということもあり、全体的に読みやすかった。鎌倉時代末期と現代、服装・食べ物・住居の形は変われども、人間の本質というものは不変なんだと思い知らされる内容が多く、第百五十段が特に印象に残った。2015/02/15
χ
0
多才な人は常日頃から色んなことに気づき考えを巡らせてるのかな。勝とうとせず負けないようにする、という気持ちは頭に血が上ったとき思い出したい2011/12/03
nhan
0
とりあえず現代語のみ読みました。2009/10/24




