出版社内容情報
安野 光雅[アンノ ミツマサ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
国士舘大学そっくりおじさん・寺
87
『安野光雅 ものがたり絵本展』にて原画で拝見。さすが安野光雅、鮮やかなものだった。巨大な物が大好きな王様が叶えてきた大きな無理難題(あらゆる道具を巨大に作らせる)と、ラストに光る小さな一輪の花の対比。身の丈に合わぬ無闇な膨張には寓話的な意味があるのかも知れないが、暗君で暴君な王様の姿もユーモラスで単純に楽しい絵本だった。2016/12/07
ぶんこ
52
なんでも大きな物が好きって、困ったちゃんですが、憎めない。家来も頑張っています。好きだからって、叶えてあげようとする人たちが偉いです。そんな忠実で健気な家来たちがいても、チューリップはチューリップ。大きな植木鉢の真ん中で可憐に咲きました。あとがきを読んでため息。自然にはかないません。2016/10/12
ちえ
41
なんでも大ききないと嫌なおおさま。かわいいような、困ったような・・・。<ガスタンクを見て、あんな大きいコーヒーカップがあったらどうだろうと、ふと思った…>という、安野さんのあとがきになんだかジーンとしてしまう。2021/02/21
ケ・セラ・セラ
30
安野さんの細部までこだわった絵、王さまや家来たちの表情動き、ひとつひとつが可愛くて楽しくて繰り返し楽しめます。大きなものが大好きな王さま。りんごひとつに大きなナイフとフォーク。虫歯を抜くのに大きなペンチを作らせるに至っては笑。突っ込みどころ満載。こんな王さまだと家来はさぞかし大変でしょうが、何だか憎めない可愛い王さまです。ラスト、たとえ王さまでもこれだけはどうにもなりませんね。安野さんのあとがき必読。2021/06/11
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
29
広島市美術館で展示会があったときに購入。おおきなものが好きな困った王様。顔が小さくておなかが大きいいのが目立つなぁ。最初はちょっと大きいものが珍しくみえたが、最後のチューリップわねぇ。等価交換ってもの的に無理。2017/12/29
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