出版社内容情報
【内容紹介】
すぐれた着想を得たときほど、愉快なことはない。しかし、ある時さっとひらめいたせっかくの着想も、日頃の、知的創造のためのトレーニングなくしては、本領を発揮することはできない。本書は、つねに心を「白紙」にし、柔軟にしておくことといった心構えから、忘却の効用、雑談のたのしさ、メモの功罪、ノート作り、論文の作り方、本の読み方までだれにでもできるトレーニングの方法を、古今東西の先達の例をまじえながら、知的センスあふれる文章でつづる。個性的な思考のスタイルを確立し、知的創造をめざす読者待望の書である。
中絶癖――本を読むコツは、谷のところで読みささないで、山のところ、あるいは、山へさしかかるところで休止することである。このさきがおもしろそうだ、もうすこし読み続けたいという気持をもったところで、あえて切る。そうすると、あとで本を開くきっかけがつかみやすい。逆に興味索然としかけたところで切ると、本の引力はすくないから、ついとりまぎれて、本へ帰ることを忘れてしまう。かりそめの別れが永の別れになる。おもしろくなさそうな本を読みさしにするのは自然である。おもしろくてたまらなくなりそうな本なら、放っておいても読まずにはいられなくなるはず。それを読まずにいるのは相当な禁欲的意志を必要とする。――本書より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
93
外山さんが若かりし頃書いた知的生活に関するノウハウがたくさん詰まった本で今時たま読み返しても参考になるところがいくつかあります。読書法、メモの取り方、ノートの整理法、などなど参考になることが多いと感じます。ただいつも忘れてしまうのですが。2015/10/11
俊
7
グライダーから飛行機にはなかなかなれない。2018/07/15
shitosaaa
5
『思考の整理学』と大差ないので物足りない感じ。最終章は面白かったかなー。…なので、次は別のテイストであろう外山氏の本を読んでみる。気づいたら、この人の本を5冊も持っているし。2011/09/03
ふぁしゅー
2
最近ノートが効力発揮中2010/10/26
転天堂
1
ちょっと用があったので、往年のベストセラーを読了。講義ノートを読む大学の先生など懐かしい。2021/10/22




