講談社現代新書<br> うその心理学

講談社現代新書
うその心理学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061154360
  • NDC分類 140

出版社内容情報

【内容紹介】
「うそをつかない人間はいない」といわれる。つまり、人間であるためには、意識的にせよ無意識的にせよ、うそをつかなくてはならない場合が少なくないからである。しかも現代のような複雑な人間関係の中では、うそが潤滑油の働きさえすることもある。詩のような美しいうそもあれば、政治的な狡猾なうそもある。ユーモアにあふれる人間の機微をついたうそもある。うそという現象を、心理的に解明すればするほど、“人間とは何か”が、わかってくる。本書は、うそを悪いものとして考えるのでなく、うそを通して、人間の本質を追究した名著である。

うその本質とは何か――うそは人間性と堅く結びついたもので、本質的には悪いものではありません。しかし、その効用によっては、人間に悪いことをもたらします。うそが楽しく美しいものともなれば、また逆に、犯罪やデマと結びついて、他人をだましたりするものにもなります。うそという現象を心理学的にとらえてみると、人間性の本質が、一層はっきりと浮かびあがってきます。ですから、わたしは、うそを分析するだけに終わらせず、日常生活の中で使ったり、使われたりする実際のうそを通して、社会生活を営む「人間の研究」としたいと考えました。――著者のことばより