内容説明
日本推理作家協会賞短編部門本年度受賞作・曽根圭介『熱帯夜』、田中啓文『渋い夢』収録。2008年推理小説界の概況、ミステリー各賞の歴代受賞リストも付いた、50年を超える歴史を誇る国内唯一無二の推理年鑑。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ophiuchi
3
ザ・ベストミステリーズの名の通り粒ぞろいだった。分厚い二段組でちょっとびびったけど、初めて読んだ作家も多かったし、借りてきて正解でした。2011/07/26
ようすけたろう
2
図・曽根圭介「熱帯夜」この夏読むのにふさわしい熱い湿気を感じる作品。ロジック物はいろいろ読んだつもりだったけど上手い作品だと思います。伊坂幸太郎「検問」も、いい感じにみんなちょっと狂ってる感じ。道尾秀介「ケモノ」黒崎緑「見えない猫」良かった。連城三紀彦「夜の自画像」本当にこの方の作品は巻末にふさわしい。しっとりとした雰囲気のある作品。2010/09/08
いずみ
2
短編集だったけど、どのお話も読みごたえがありました。2010/05/24
みちる
2
伊坂さんの作品目当てで読みましたが、他の作品も面白いものがいっぱいでよかったです。2009/12/21
PUNPUN
2
現日本推理作家協会理事長である東野圭吾さんはミステリーには様々な読み方があるが、どんなミステリーであっても、一つだけ共通した楽しみどころがあり、それは作者のサービス精神だと断言されています。この短編集は、日本推理作家協会が優秀と認めたもの、すなわち「作家のサービス精神が見事に結実した短編小説」がおさめられているそうです。毎年、読んでいるので、また、期待して読みました。薬丸岳さん「ハートレス」が秀逸、道尾秀介さん「ケモノ」門井慶喜さん「パラドックス実践」乾ルカさん「モドル」が特によかったっです。 2009/11/20