出版社内容情報
【内容紹介】
戦国時代、関東の雄(ゆう)・信州上田の豪族真田家は、徳川勢や北条勢と日夜抗争を繰り返していた。豊臣秀吉没後の天下は、秀頼を奉じた石田三成と家康の覇権争いとなる。天下分け目の関ヶ原の役(えき)に真田一族は、父昌幸と次男の幸村が西方へ、長男信幸が東方へと袂(たもと)を分かつ。一敗地にまみれた父子(おやこ)は、紀州へ配流蟄居(はいるちっきょ)の憂き目を見たが、再び大坂冬・夏の陣へと出陣……。戦乱にあけくれる世の中に家名を残す智略(ちりゃく)と機略(きりゃく)に富んだ忍びの者・真田十勇士の活躍を織りまぜて描く歴史巨編・真田戦記。