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内容説明
「命に代えても守る」かつてそう誓った少年は、冷徹な鎧を身にまとい、敵となっていた―。中原一の大国・脩、その宮中は王の寵姫一族の悪政に乱れていた。危機を感じた太子・朱奎は、一度は自分を陥れたこともある敵国・傀の軍師、子遙に力を貸すよう要求する。子瑶の父は朱奎の師であり、ふたりは互いに惹かれあっていたが、再会した子瑶はかたくなに心を閉ざしていて…。すれ違った想いが今、宿命を動かす。
著者等紹介
秋山みち花[アキヤマミチカ]
東京都出身。千葉県在住。12月22日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
27
仮面・虜囚そして最後となる夢花の弄花伝。前2巻に添えもののように登場した朱奎。最後は俺が占めるぞと存在感を。友とは・・選び選ばれるものだが・・欲得ずくでは信頼を裏切る。国を治めし者には貸し借りはあれど一歩距離を置いて見極めるが、友との友情は心からのものであると誰もが・・。仮面・虜囚の妃に相当する彼らもそれなりの苦労はあったろうが子瑶の凄絶な過去には、公子の友の仕打ちは酷すぎる。男の嫉妬・女の嫉妬どちらにも縁の無い人生だったことに感謝して、中華3国の平安が期間限定であったとしても喜ぼう。2018/10/09
みずほ
3
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 凄絶な過去を持ち辛酸を舐めてきた悲劇のヒロイン。内面に激しいものをもつ穏やかな文人タイプの攻。前2作の精悍な武人タイプ攻に純粋培養受とは対照的。このアダルトカップルが一番好きだった。3大国が力の均衡を保ちながら、平和が訪れそうな雰囲気で終わる。後継者は3人とも男を妃にしてるし、次の後継ぎでもめそう・・・2009/04/13
ゆきち
2
お互い一筋縄ではいかないアダルトなCP。何気にこのCPが最強。三国仲良くなったからいいけど、前2作の強いけど単純そうな武人タイプの攻めたちじゃ、この2人には敵わないよきっと。1作目読んだ時は、1作目の攻めの兄ちゃん(参謀)が朱奎の相手だと思ってたら全然違った件(2作目で違ってたことに気づいた)。3作まとめて面白かった。2014/11/20
むぎ
1
最後にシリーズ?のみんなが出てきてくれてなんかほっこりした2011/06/11
うさこ
1
続物だった・・・!相関図っぽい人物紹介があったので、読むのはさほど苦労しませんでした。挿絵が美しいです。 参謀を奪っちゃって大丈夫かしらね?2010/06/01