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内容説明
東京でのみ生成される超エネルギーtkv(トーキョーボルツ)は、日本をエネルギー大国に、東京を巨大な発電所に変えた。しかし一方、tkvは強大な電力とともに、C(クーロンズ)・ヘッドと呼ばれる電気の使い魔をも生み出した。そしてCヘッドを使役できる雷電者たちの中には犯罪に走る者も…。そんな犯罪者を取り締まる“デンパ警察”には、強力なCヘッド使役者にして10歳のお子さま取締官・浅墓ガクリがいた!キュートでクレバーな女の子取締官の活躍やいかに。
著者等紹介
兵頭一歩[ヒョウドウカズホ]
脚本家。アニメをメインに書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クロサコ
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風神と雷神の関係が一発で見抜けてしまうのはどうなのかと。設定の後出しで勝利している、最初にドバドバ設定を出すなどいまいち書き慣れてないところが出ている。世界観について、スチームパンクをひねったような出し方をするのは面白かった。2013/05/28
椿かすみ
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タイトルのキャッチーさやキャラクターデザインのコミカルさに反して、中身は設定のよく練られたパラレル現代モノ。不思議エネルギーの発見によって発電都市と化した東京を舞台に、本郷やら浅草やら隅田川やらと動きまわってドラマを描いていく様は、『帝都物語』が好きな人にはとても受けがいいだろう。現実の地図にセルロイドシートのように重ね合わせて想像することで、楽しさは倍増するはず。文章の面では、p100の近辺に集中して、あとはそれ以降ぽつぽつと、助詞が抜けている箇所があるが、二版ではどう……そもそも重版されたのだろうか。2012/05/16