出版社内容情報
元代々木ゼミの人気講師、田村秀行こと大伴茫人が、『土佐日記』の解読をとおして「古典の基本」をおもしろく語る本。紀貫之と姫様の軽妙な会話を楽しんでいるうちに、いつのまにか、古典を読む力がついてくるという新趣向が魅力的である。 高校~一般
内容説明
わが国最初の紀行文学作品『土佐日記』。任地土佐から京の都に帰るまでの旅日記である。本書は、長年予備校講師として活躍してきた著者が、紀貫之とお姫様の軽妙な会話をとおして『土佐日記』を読み解くというユニークな作品。二人のかけあいを楽しんでいるうちに、いつのまにか、難しい文章も理解できてしまうから不思議だ。高校生から大人まで、古典が苦手な人にもぜひおすすめしたい一冊。
目次
姫様、わたくしが前土佐守紀貫之でございます
「歌」こそが「文芸」の集約点ですからな
「美」のためなら何してもいいって感じね
そりゃ、わしのほんとの「神」は「歌」ですからな
一首の「歌」を得るのに手を尽くします
どうですか、すごい「構想力」と「構成力」でしょう
著者等紹介
大伴茫人[オオトモノボウジン]
本名=田村秀行。1952年、東京都に生まれる。京都大学文学部哲学科(仏教学)卒業。1981年より、大手予備校で現代文・小論文の講師を務め、その後、フリーとなる
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感想・レビュー
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