学研M文庫<br> ポーランド電撃戦

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学研M文庫
ポーランド電撃戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 457p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059012597
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0121

内容説明

1939年9月1日、英仏と同盟を結ぶ『東方の軍事大国ポーランド』に攻め込んだドイツは、わずか1か月でその国土を蹂躙、ソ連とともにポーランド領を分割併合した。この「ドイツ電撃戦の始まり」といわれる戦争は、どのように戦われたか。また、「第二次世界大戦の発火点」とされるこの戦争は、どのような経緯のもとに始まったのか。独ソ英仏の熾烈な外交戦とポーランドの特異な歴史を描く力作。

目次

第1章 膨張し続けるヒトラーの野望
第2章 東西の大国に挟まれたポーランドの「宿命」
第3章 友好から敵対に転じたドイツ=ポーランド関係
第4章 第二次世界大戦への道
第5章 蹂躙されたポーランド
第6章 独ソ両国によるポーランドの分割併合

著者等紹介

山崎雅弘[ヤマザキマサヒロ]
1967年、大阪生まれ。雑誌編集、ゲーム開発、測量、地図製作業務などを経て、2000年に独立。現在は雑誌『歴史群像』に戦史と現代紛争史の分析研究記事を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

future4227

48
ワールドカップでも日本と対戦したポーランド、やはり元々持っている国民性がしぶとくてしたたか。国土を分割される経験を持つ国の領土への執着心は半端ないって。それに比べて英仏はヘタレ。暢気な外交で独ソを勢いづかせてしまう。そもそもドイツVSポーランドはダンツィヒ自由都市という特殊地域の利権を巡る争いに端を発するもので、たとえヒトラーでなくても戦争は避けられなかったとする筆者の見解は興味深い。ただこの本、詳細なデータを元にした記録文で、小説をイメージして読むと肩透かしを食らうので注意が必要。 2018/07/06

兵衛介

3
ポーランドの立場からみた大戦勃発前夜の外交戦が実に興味深かった。実際本書の半分は戦争勃発に至るまでの独ポ英米仏ソの外交戦に筆を費やされている。ポーランドが一方的な被害者ではなくパワーゲームのプレーヤーの一人として立ち回り、一時は枢軸国寄りの国として見られていたことなど、目から鱗なことが多く有益な読書だった。2010/05/16

kei_mi

3
今の視点ではポーランドはドイツに譲った方が賢かったようにも思えるが、それができない事情をここまで詳しく書かれては納得するしかない。 グダニスク帰属問題は典型的なまずい戦後処理で、二次大戦は一次大戦が原因との思いを新たにした。 この時点では電撃戦はドクトリンとしては採用されてないけど、一国を消滅させるスピードとしては電撃的だなあ2010/04/25

いぬい

2
失敗した均衝外交の好例。何故こうなったか理解できなくもないが、その代償を支払わされた数千万もの無関係な人々には何の慰めにもならないだろう。2010/04/25

dongame6

1
ロシアとドイツに挟まれたポーランド国家の成り立ちから始まり、その独立運動の歴史、第一次世界大戦後どう独立を果たしたか、その後のソ連との戦争や戦間期、そして台頭するドイツに対してどう対応したか。WW2においてドイツに占領されるまでのポーランドの辿った経緯が良くわかる一冊。ポーランドについて基礎知識が無い私でも非常に分かりやすく読む事が出来た。また、ダンツィヒの帰属問題や回廊問題など、WW2の他の本でよく出てくる出来事についても詳しく知る事が出来て大変良かった。ドイツの侵攻が始まってからの作戦経緯も詳細2012/12/04

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