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学研M文庫
機動部隊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 503p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059012221
  • NDC分類 391.28
  • Cコード C0121

内容説明

ミッドウェー海戦で大敗を喫した日本海軍は乏しい資源に苦しみながら、アメリカ軍との長期戦を戦わねばならなくなった。ガダルカナルの死闘を経て、追い詰められる日本海軍は、「あ」号作戦を立案、マリアナ沖に敵艦隊を迎え撃つが―。本書は、真珠湾攻撃時、攻撃隊総指揮官を務めた淵田美津雄と、航空参謀・奥宮正武が、終焉に至るまでの日本海軍の戦いをつぶさに記録した大著である。戦闘に参加した指揮官が見た、太平洋戦争の厳然たる実相とは。

目次

第1部 南太平洋海戦(ミッドウェー敗戦のあと;南雲部隊;南太平洋上の決戦;ガダルカナルの死闘;機動部隊司令長官の交代;ついにガダルカナルを放棄;山本大将の戦死;第二段作戦をかえりみて)
第2部 マリアナ沖海戦(新長官、古賀大将の作戦;航空戦力つづかず;時を与えぬ米機動部隊;連合艦隊司令長官の交代;「『あ』号作戦」計画の概要;タウイタウイ;戦機動く;敵機動部隊マリアナ沖へ来襲;マリアナ沖の決戦;機動部隊のその後;戦い敗れて)

著者等紹介

淵田美津雄[フチダミツオ]
1902(明治35)年奈良県生まれ。元海軍大佐。海軍兵学校52期卒業。1941(昭和16)年に空母「赤城」飛行隊長に就任し、真珠湾攻撃において空襲部隊総指揮官を務める。戦後はイエス・キリスト信仰に回心、伝道者として活動した。1976年死去

奥宮正武[オクミヤマサタケ]
1909(明治42)年高知県生まれ。元海軍中佐。海軍兵学校58期卒業。戦中は航空参謀としてアリューシャン・ミッドウェー作戦、南太平洋海戦などに参加する。戦後は航空自衛隊学校長、部隊長などを歴任。退官後はPHP研究所顧問を務めた。2007(平成19)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

12
共著の形式になっているが、実質本文はほとんど、航空参謀として隼鷹に乗っていた奥宮氏の執筆。ミッドウェー敗北後からいきなり始まり、マリアナ沖海戦での決定的敗北までの、日本の航空戦力の落日を豊富な図表を交えて語った、航空戦史の基本書の一つ。過度の精神主義、燃料の枯渇、長期戦による熟練者の減少、とよく言われる太平洋戦争の戦略の失敗が、現場で航空パイロットたちと交流してきた著者の口から強く批判している。とりわけ航空戦から見て致命的なのは海軍と陸軍の不和による、指揮統一の失敗であるという2014/04/19

村上ありす

0
朝日ソノラマ文庫だけどとりあえずこれで。色々書かれてるけど燃料がないのがすべて悪いってことかな?2014/04/25

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