内容説明
第2次大戦をひきおこした悪の権化、または、ドイツ国民を巧みに煽動した天才的カリスマとして、今もなお、恐れられているアドルフ・ヒトラー。しかし、彼は本当に稀代の悪人で、天才だったのか―!?ナチス・ドイツ勃興時から戦中戦後、さらには現在まで発表され続けている膨大なヒトラー関連の文献を長年渉猟してきた著者が、その数千に及ぶコレクションの中から220冊を厳選し項目別に分類、解説・検証することで、ヒトラーの「実像」に迫る。
目次
第1章 ヒトラーの台頭
第2章 ヒトラーとナチズム
第3章 ヒトラーとは何か
第4章 ヒトラーの社会
第5章 ヒトラーと戦争
第6章 第二次世界大戦
第7章 ユダヤ問題とショアー(絶滅)
第8章 占領と抵抗
第9章 側近と女性
第10章 ヒトラーの最期と戦争責任
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き
8
昨日この人の別の本に関してちょっと刺激されたので、一応登録。著者は一般人で、『ヒトラーを読む3000冊』の著者。本書は前著出版後に新たに出た本も含め、それらの中から220冊を選んで、3ページほどの簡単な解説を付してまとめられた本。リストアップされた本から既に何冊も読んだし、この本をパラパラめくるだけでも色々と勉強になる。いわゆる通読タイプの本ではないし、今後通読する可能性も低いので、この際読了本として登録しておくことにした。最初は図書館で借りて、その後ネットの古本屋で買っておいてよかった。いやあ、ええ本や2014/03/20
南註亭
2
プロの学者や研究者がしなかった(やらなかった)リファレンス資料の作成は空前絶後の偉業です。本書はダイジェスト増補版ですが、ヒトラーとナチスドイツに関心のある人にとっては入門の手引きにもなります。2010/03/27
Rydeen
2
『ヒトラーを読む三〇〇〇冊』『ヒトラー全記録』に続く在野の研究家の本です。著者のご自宅にお伺いしたことがありますが、その蔵書量に圧倒されました。その大量の書物の中から、220冊を厳選し、ヒトラー総統とナチ党・第三帝国の歴史をそれらの書物から読み解こうというもので、第三帝国の歴史に初めて興味を持たれた方は必見の入門書です。
南註亭
1
読むというより読書をするためのリファレンス資料として使っているのだけれど、久しぶりに通読しました。やはり本書は必携必読の1冊です。オススメ度 ☆☆☆☆☆ 5つ です。2011/03/01
shiaruvy
0
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