学研M文庫<br> 倭国と日本古代史の謎

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学研M文庫
倭国と日本古代史の謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059011842
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0121

内容説明

国家創成の正史『日本書紀』に基づく日本国の古代史には、曖昧で矛盾に満ちた謎が残されていることはよく知られている。卑弥呼とは何者なのか?「日出る処の天子」とされる聖徳太子の正体は?だが、大和王権を頂点とする予定調和史観を見直し、外国史書や考古学的観点から古代史を再構築すると、かつて倭国と呼ばれたこの国には「九州王朝」が君臨したことが浮かび上がってくる。倭国九州王朝と大和王権との権謀を尽した相剋の古代史を読み解く。

目次

第1章 「古代国家の発生」の謎―倭国九州王朝、興る
第2章 「古代王権の発展」の謎―倭国九州王朝の隆盛と大和王権の勃興
第3章 「律令国家の形成」の謎―天子を称し、憲法を定めた〓(たい)王・多利思北孤
第4章 「律令国家の確立」の謎―倭国滅び、日本国建つ
第5章 「律令国家の成熟」の謎―日本国、倭国を消し去る
終章 日本国、列島の主となる

著者等紹介

斎藤忠[サイトウタダシ]
1957年、埼玉県生まれ。早稲田大学政経学部卒。フリージャーナリストとして活躍、また長年、古代史とキリストの研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さるぼぼキング

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倭国から日本国への王朝交代劇、白村江の真相、聖徳太子、九州王朝の興廃。 教科書的な歴史からはうかがい知れない、躍動する古代史の世界を感じれる本。2010/08/04

讃壽鐵朗

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これまで教科書的に日本古代史を学んできた者には、どこかおかしいという点が色々あった。 それらをこの著者は全て解析し推理している。 土台は古田史観の九州王朝説だが、これは今問題視されている説でもある。この両者を同時に批判しつつレビューを書いてくれる専門家はいないものか。 いや、これに敢えて口出しする専門学者はいないだろう。2013/11/23

兵衛介

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一部に根強い支持者がいる九州王朝のお話。どんな論旨なのか一応知っておいて損はないだろう。確かに面白い。何分の一かの真実は含まれている気がする。2010/03/04

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