内容説明
豊臣秀吉、前田利家、山内一豊ら夫の「功名」に力を添えた「糟糠の妻」から、織田信長、徳川家康らに翻弄された「悲運の女」、さらには真田信之の妻をはじめ、過酷な運命に自ら立ち向かった「戦う女」まで―。男たちの夢や欲望がつくり出した戦乱の世を、それでも懸命に駆け抜けた、有名無名の「女たち」23人の生きざまを、独自のセンスと史観で綴る。「戦国史」に新たな視点を提起する話題作。
目次
第1章 賢い女―お家大事に徹した聡明な妻たち(山内一豊の妻・千代;豊臣秀吉の妻・ねね ほか)
第2章 美しい女―乱世ゆえの悲劇のヒロイン(細川忠興の妻・ガラシャ;織田信長の妹・お市と娘たち(茶々・初・小督) ほか)
第3章 流転の女―過酷な運命にもてあそばれた悲しき性(徳川家康の妻・旭姫;奥平信昌の妻・おふう ほか)
第4章 戦う女―華麗なる女武者たち(真田信之の妻・小松姫;成田氏長の妻と娘・甲斐姫 ほか)
著者等紹介
森実与子[モリミヨコ]
東京生まれ。慶應義塾大学文学部史学科卒業。美術関係の出版社勤務を経て、フリーの文筆業に。歴史から芸能関係まで幅広い分野の取材・執筆を手がけている。とくに強いのは西洋史、キリスト教、イタリア事情など。日本史の分野では、女性史を中心に多数執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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