出版社内容情報
七世紀の古代日本最大級の転換期。その主役・聖徳太子はなぜベールに包まれているのだろうか。歴史の鍵を握っていたからこそ実像を抹殺されてしまったのではあるまいか。法隆寺の金石文や『日本書紀』といった資料の裏側を探り、聖徳太子の真実を追う。。
内容説明
古代史をいろどる二人の巨魁、卑弥呼と聖徳太子。三世紀と七世紀の古代日本最大級の転換期、それぞれの主役がそろいもそろって謎のベールに包まれているのは、はたして偶然なのだろうか。歴史の鍵を握っていたからこそ実像を抹殺されてしまったのではあるまいか。法隆寺の金石文や『日本書紀』といった資料の裏側を探り、聖徳太子の真実を追う。
目次
第1章 聖徳太子をめぐるアリバイ工作(法隆寺という迷宮入り事件;創建法隆寺が「そこにあった意味」 ほか)
第2章 『日本書紀』と聖徳太子(『日本書紀』の聖徳太子礼賛;聖徳太子の生涯 ほか)
第3章 鬼と聖徳太子(ミイラのような救世観音像;聖徳太子は生きている ほか)
第4章 「トヨ」の皇子・聖徳太子の謎(なぜ聖徳太子の名に「トヨ」がつくのか;「海」「トヨ」とつながる神功皇后 ほか)
終章 聖徳太子と修験道(聖徳太子の最大の業績は日本的な発想を守ったことにある;聖徳太子信仰が盛んになった理由 ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。