学研M文庫
南北戦争―49の作戦図で読む詳細戦記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 372p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059011170
  • NDC分類 253.06
  • Cコード C0122

出版社内容情報

                                                                                                                       

内容説明

時に1861年、サウスカロライナ州チャールストンでの砲声により南北戦争が勃発。南部では11州が相次いで連邦脱退を宣言。ホワイトハウスの窓からは南部連合の軍旗が立ち並ぶのも見える中、大統領リンカーンは断固として連邦を維持する方針を打ち出した。南軍はいかに戦い、北軍はいかに勝利したのか。南北戦争の戦略・戦術を多数の地図・写真で詳解する、アメリカ海軍兵学校の教材用に執筆された充実の戦記。

目次

第1部 アマチュアの軍隊(チャールストン港;アナコンダ・プラン(1861年春) ほか)
第2部 組織化された戦争(半島作戦(1862年3月~4月)
ヨークタウン包囲(1862年4月~5月) ほか)
第3部 南部連合の最盛期(フレデリクスバーグ(1862年12月13日)
チャンセラーズヴィル1(1863年4月26日~5月1日) ほか)
第4部 全面戦争(グラントの戦略(1864年春)
樹海とスポットシルヴェニア(1864年5月4~20日) ほか)

著者等紹介

シモンズ,クレイグ・L.[シモンズ,クレイグL.][Symonds,Craig L.]
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)を卒業、フロリダ大学で博士号を取得。米国海軍大学校(ロードアイランド州ニューポート)で戦略・政策を教え、米国海軍兵学校(メリーランド州アナポリス)では歴史学科長を務めるとともに、南北戦争および米国南部史の講座を担当

友清理士[トモキヨサトシ]
1967年、東京都に生まれる。1990年、東京大学理学部物理学科卒業。同大学院にて宇宙物理学を専攻し、1992年に株式会社研究社に入社。各種英和辞典・電子辞典の制作に携わり、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

洋書好きな読書モンガー

12
再読。南北戦争というとゲディスバークの戦いとか北軍のシャーマン将軍の南軍の背後に回って「風と共に去りぬ」に出て来るアトランタの焼き討ちとか断片的にしか知らなかったけど、この本は南北戦争を作戦図で説明しわかりやすい。南軍のストーンウォール・ジャクソン将軍が味方の誤射で死亡しなかったら結果は変わっていたのか。国力人口3倍の北軍にはやっぱり勝てなかったか。2024/11/11

荒野の狼

5
現本は、1993年に出版されたA Battlefield Atlas of the Civil War第3版で、これ以降は改訂されていないので、最新版といえる。南北戦争の本の中は、アメリカでは多数販売されているが、そのシンプルさから、評価の高い一冊。英語の原本はB5版(ノートほどのサイズ)で、二色刷りで、見開きになっており、片側に地図が、もう片方に解説がコンパクトにまとめられている。日本語版は、文庫本サイズで、地図は一ページで、解説が数ページ。地図と説明は数ページしか離れていないので、見づらさは感じない。2013/12/24

ドロレス

3
steamのultimate general civil war というマニアックな南北戦争作戦級ゲームにハマったので購入。作戦図入りストラテジーゲーマーの妄想がはかどる。しかし当たり前だが日本ではアメリカに比べて南北戦争本は少なすぎる。まああたりまえだけど

hurosinki

3
軍事史としての南北戦争の通史であり、おそらく日本語で読めるのはこれぐらい。アナポリスで教材として使われているらしく、文章が平易かつ図もいちいち番号が振られていて、とても読みやすい。南北戦争を4つの時期に分け、2,3万人の小規模なアマチュアの戦争、次に組織化された戦争、その次にリー将軍大活躍の南軍絶頂期、最後には、二つの社会(≠軍隊)がぶつかり合う、全面戦争と整理する。この本の焦点は軍や師団の配置や展開、組織改編などの戦略・作戦次元に置かれているが、戦闘の様相もその推移が分かるように具体的に記述されている2018/12/04

May

3
米海軍兵学校で南北戦争等を講義している著者が、同戦争における各戦いの概要を、49の作戦図とともに解説したもの。簡潔な解説、見やすい作戦図という組み合わせで、とてもよい。南北戦争のことなど何も知らないと言える私にとっては面白い本であった。特に、戦争後期においては、塹壕戦の様相を呈していたことなど初めて知った。これを読んでの新たな疑問は、南北戦争終結後数年をして始まった幕末の戦いのことだ。当時の日本には横隊などと言った部隊運用の考え方はなかったはずだが、しからばどのような形で戦闘は行われたのだろうか。散兵戦?2016/08/28

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