出版社内容情報
石原莞爾ら関東軍により、突如、幻の如く出現した『満州帝国』。元清朝皇帝・溥儀は、辛亥革命により帝位を剥奪されていたが、石原らにより、再び皇帝の座に返り咲く。満州帝国、関東軍、溥儀のたどった栄華と悲哀に満ちた興亡を描く。
内容説明
あたかも幻の如く出現した巨大国家、満州帝国。1932年3月、石原莞爾らを中心とした関東軍が、満州事変によって建国した帝国である。石原らによって擁立された皇帝は、辛亥革命により一度は帝位を剥奪された、清朝最後の皇帝、溥儀。関東軍、溥儀、漢民族、さらにはソ連各々の思惑を捲き込みながら、帝国は繁栄を極めてゆくが…歴史に埋もれた謎の大帝国の全貌が、今、蘇る。
目次
第1章 謀略の事変
第2章 天津脱出
第3章 傀儡国家
第4章 無敵関東軍の神話
第5章 無力な皇帝
第6章 崩壊
著者等紹介
山川暁[ヤマカワアキラ]
1941年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て執筆活動を始める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。