出版社内容情報
仏教の核心を会得すべく、作家・水上勉が仏教界の巨人に対話を挑んだ対談本。生涯を粗衣で過ごし、当代一流と評された流暢な説法で多くの人々に感銘を与えた禅僧・山田無文老師が、混迷の時代にこそ問われる「生きることの意味」をわかりやすく教えてくれる。
内容説明
仏教の核心を会得すべく、作家・水上勉が仏教界の巨人に挑んだ対談本の第二弾。質にして素、生涯を粗衣で過ごし、当代一流と評された流暢な説法で多くの人々に感銘を与えた禅僧・山田無文老師は、忌み憚ることのない水上の問いを正面から受け止め、穏やかに、ときに大胆に仏の真の教えを説いてゆく。混迷の時代にこそ問われる「生きることの意味」を、わかりやすく教えてくれる、必読の好著。
目次
第1話 道を求めて(蝶蝶と蛇;おれはなにになったらええのや;菩提心を起こせ ほか)
第2話 仏教と政治(地獄、極楽の話;毛沢東思想と菩薩道;仏教の役割 ほか)
第3話 失われたこころ(田を思う心、木を見る心;祖師のこころ;大乗仏教と小乗仏教)
第4話 禅と現代(英霊を弔う;仏教者と戦争責任;思想のない民族 ほか)