出版社内容情報
第二次大戦時、日本海軍の戦艦は世界第三位の陣容を誇った。日本海軍は、この世界有数の戦艦群でいかに大戦を戦い、どのような最後を迎えねばならなかったのか。浮かべる城といわれた十二の巨大戦艦の栄光と戦闘の軌跡を、連合艦隊史とともに綴る。
内容説明
第二次大戦時、日本海軍の戦艦は、世界第三位という陣容を誇っていた。日本海軍は、この世界有数の戦艦群でどのように大戦を戦ったのか。そして、どのような最後を迎えなければならなかったのか。膨大な資料を基に忠実に検証する。浮かべる城といわれた十二の巨大戦艦の、栄光と戦闘の軌跡を、連合艦隊の歴史とともに綴ったバトルシップストーリー。
目次
第1部 戦艦前史
第2部 巨砲決戦
第3部 栄光の快速戦艦
第4部 超弩級艦の奮闘
第5部 大艦巨砲の最期
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
9
「幻詩狩り」で著名なSF作家が描く、勇壮な戦艦の思い出に捧げた一大物語であり、戦艦を軸にした日本近代戦争史である。詩的な響きのある美しく雄々しい文章で、扶桑、金剛といった日本の誇る戦艦たちの戦いを描いている。戦艦の時代という、もはやノスタルジーの対象でしかない時を、まるで英雄詩のように熱を込めながら語るリズムは心地好く、海における古典的「武」の世界への憧憬を改めて喚起させる。とりわけ、著者はあの奇抜で巨大な艦橋で知られた「扶桑」を愛しているようだ。名文で戦艦一つ一つに顔が与えられたよう2014/06/19
アオイ模型店
1
川又先生の戦艦愛が炸裂する一冊。 タイトルとおりの「物語」であって「太平洋戦史」の方を期待して読むと間違いなく裏切られます。2018/11/06
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