出版社内容情報
刈葉三九郎は南町奉行所の定町廻り同心だが、暗くなってから酒を呑むのが大好きなことから、陰では宵待ち同心と言われていた…
南町奉行所の定町廻り同心・刈葉三九郎は、夕方から遅くまで酒を呑むのがこの上ない愉悦と感じていた。そんな刈葉を知る者は、陰で「宵待ち同心」と揶揄していた。刈葉が、いつものごとく酔って月夜をそぞろ歩きしていた時、楓川の傍にいる女に出逢った…
内容説明
南町奉行所の定町廻り同心・刈葉三九郎が何者かに襲われた。酒を呑み、ほろ酔い気分で漫ろ歩くのを無上の楽しみにしている最中の災難だった。さらに、翌日の夜にも朋輩の同心が斬られ、また北町の定町廻り同心が瀕死の重傷を負わされた。色めき立つ奉行所の与力・上岡は、無外流目録の腕を持つ三九郎に事件の探索糾明を命じる。役人を襲う暴挙に出た下手人たちを追う三九郎は、ある浪人の動向を探るのだが…。著者渾身の新シリーズ第一弾。
著者等紹介
芦川淳一[アシカワジュンイチ]
1953年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務を経て、ミステリーやジュニア小説を発表。歴史時代作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひかつば@呑ん読会堪能中
3
夜の酒が好きなので「宵待ち同心」ということらしい。川に飛び込もうとする娘と出会うという出だしは面白く、予定調和なところはあるがスイスイと楽しませてもらった。が、最後の三両の意味がよく解らないうちに終わってしまった。呑みながら読んだせいなのかなぁ。2012/09/29
いえのぶ
1
チョイ悪の同心もの。酒を飲むのが好きで、暗くなるのを待つことから付いたあだ名が”宵待ち同心”。ほろ酔いで帰宅途中で暴漢に襲われる。翌日も続けて同心が襲われる。シリーズ1作目で、常連になりそうな脇役がちょっと癖があるキャラクターで今後が楽しみ。2012/08/13
はっしー
0
図書館本。知らぬうちに再読していた笑。2度楽しめたから良しとしよう。最終話は少しハラハラ。丸く収まって(?)目出度し、かなぁ~。シリーズ2に進もうと思っていたら、図書館には蔵書無し… うーん、古本にするか2023/03/28
-
- 洋書
- Yorùbá Ar…