出版社内容情報
本所回向院東の手習所の師匠・板垣清四郎は、元教え子の母で芸者の富奴の相談に乗るうち、なりゆきで肌を合わせることに…。
下野の浪人・板垣清四郎は、本所回向院東の手習所「東雲」の女師匠の代理を務めることに。元教え子の奈津の母・富奴に、まもなく芸者として花街に出る娘に男女の秘め事を教えてほしいと頼まれる。清四郎は固辞するが、なりゆきで富奴と肌を合わせることに…。
内容説明
「先生、筆を使ってみてくれませんか」乞われるままに、清四郎がそおっと、ねぶるように筆を撫で動かすと、お季和はしゃくり上げるように「ひぃー」…。ひょんなことから、寺子屋の女師匠の代役を務めることになった清四郎だが、女師匠からは「通ってくる女の子とは間違いを起こすな」といわれる。ところが若い清四郎、周りの女たちとの色指南の日々が始まってしまうのだった。
著者等紹介
北山悦史[キタヤマエツシ]
1945年北海道生まれ。山形大学文理学部中退。「官能小説大賞」「日本文芸家クラブ大賞」「報知新聞社賞」を受賞。気功家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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