出版社内容情報
隠居間近の同心宇月鎌十郎は、最後の大捕物で盗賊団の罠にはまり、身の潔白と名誉挽回のために、敢然と悪に立ち向かう！
隠居間近の臨時廻り同心宇月鎌十郎は、最後の大捕物に出役したが、何者かに襲われ、やむなく斬り捨ててしまう。大捕物となるはずが、盗賊団の罠で奉行所の面目は丸潰れ。鎌十郎は盗賊団との内通を疑われ、身の潔白を晴らすために敢然と悪に立ち向かう。
内容説明
謹厳実直な臨時廻り同心、宇月鎌十郎は、まもなく気楽な隠居の身となるところである。最後の大捕物に出役した鎌十郎だが、何者かに襲われ、やむなく斬り捨ててしまう。人を斬るのは初めてのことであった。大捕物となるはずが、盗賊一味の罠で奉行所の面目は丸潰れ、筆頭同心は謹慎処分、鎌十郎は盗賊に内通していた者として、あらぬ嫌疑をかけられてしまう。鎌十郎は身の潔白を晴らすために敢然と悪に立ち向かう。
著者等紹介
大谷羊太郎［オオタニヨウタロウ］
慶應義塾大学文学部国文学科を中退して、プロミュージシャンとなる。１９７０年、江戸川乱歩賞を『殺意の演奏』にて受賞して推理作家専業に。２００９年、時代小説に進出（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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