出版社内容情報
長崎帰りの旗本の旗放蕩息子が、お国の危機に立ち上がる!? たちまち重版の超大型新人。爽快時代小説、待望のシリーズ第2弾!
内藤怜三郎は冷や飯喰いと呼ばれる旗本の次男坊。成り行きから対決してしまった老中田沼に気に入られ、その器の大きさに感銘を受ける。だが元はお調子者の放蕩息子。長崎遊学を終えて半年振りに江戸に戻るも、懐には人には言えない大金が!? シリーズ第2弾
【著者紹介】
1949年、東京都生まれ。珠算学習塾経営を経て、『元禄三春日和 春の館』で、第16回歴史群像大賞優秀賞を受賞しデビュー。デビュー作は各方面より高い評価を受け、『冷や飯喰い怜三郎』も好評な超大型新人。
内容説明
内藤怜三郎は冷や飯喰いと呼ばれる旗本の次男坊。ひょんなことから悪名高き老中田沼意次に気に入られ、国を思う彼の本気に感動し、娘婿となり支えようと決意する。だが所詮はお調子者の放蕩息子。長崎遊学を終えて半年振りに江戸に戻るも、懐には人には言えない大金が。その百両を減らすため、生来の助平が顔を出し…。反田沼派の台頭や、天災に飢饉と不穏な世の中で、バカになれる男・怜三郎が遂に本領を発揮する。
著者等紹介
原田孔平[ハラダコウヘイ]
1949年、東京都生まれ。珠算学習塾経営を経て、『元禄三春日和 春の館』で第十六回歴史群像大賞優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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M2
1
田鶴さまはじめ前巻の魅力的な登場人物たちに加えて新キャラも登場して怜三郎の周囲もますます賑やかに。ただこの作者さん、人の思いや人と人との触れ合いを描くのがとても上手だけれど話を大きく広げすぎるとその持ち味がいかされなくなってしまうと思う。できればささやかな事件の中でのエピソードを重ねていって欲しい。今回は新八と綾姫の出番が少なくて残念。怜三郎の立場が変わる次巻ではもっと活躍してくれるといいな。本筋とはあまり関係ないけど最後の場面が胸にじんと来た。2012/01/05
zuccalove
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