出版社内容情報
旗本の放蕩息子が拓くのは、己の運命とお国の未来!? デビュー作『春の館』が絶賛された著者待望の新作は、爽快痛快時代小説。
内藤怜三郎は冷や飯喰いと呼ばれる旗本の次男坊。剣には自信があるものの生来飽きっぽい性格で、見事放蕩息子に成長した。さらに剣術の出稽古では短慮な負けん気から、なんと老中の姫君を打ち負かしてしまい、あわや内藤家四千石は風前の灯かと思われたが……
【著者紹介】
1949年、東京都生まれ。『元禄三春日和 春の館』で第16回歴史群像大賞優秀賞を受賞しデビュー。『春の館』は、そのエンターテインメント性と完成度の高さから、映像としても見たいと、大絶賛される。
内容説明
内藤怜三郎は冷や飯喰いと呼ばれる旗本の次男坊。剣には自信があるものの、生来飽きっぽく学問嫌い。兄が出来物なのを幸いに、見事放蕩息子に成長した。遂に母には小遣いを止められ、与力の新八郎に酒を奢ってもらった礼に探索仕事を手伝う一方、剣術の出稽古先では短慮な負けん気から、なんと老中の姫君を打ち負かしてしまい、あわや内藤家四千石は風前の灯かと思われたが…。
著者等紹介
原田孔平[ハラダコウヘイ]
1949年、東京都生まれ。珠算学習塾経営を経て、『元録三春日和 春の館』で第十六回歴史群像大賞優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nowhereman
7
会社の上司から頂いた10冊の時代小説のうちの1冊。大変読み易く、話もわかりやすく、よかったです。田沼意次が物凄い良い人に描かれていたのですが、実際はどうなんでしょうかね。2014/01/27
だいしょう@SR推進委員会
1
少々話が雑ながら(荒唐無稽の感あり)、ごく普通の若者っぽい主人公に好感はもてる。個人的には、友人の新八郎の縁談の経緯が面白い。まじめで一本気。常に前しか向いてないような男。果たして嫁にする娘の顔まで見てるかどうか、すこぶる怪しい。主人公の行く末は気になるが、ついていくのが田沼親子。難しいだろうなぁ。2011/09/03
M2
1
初作家さんだけど面白かった。物語は少し荒削りな気がしたが、魅力的な登場人物、特に活き活きとした女性陣の活躍が多いのが嬉しい。特に田鶴さま!主人公怜三郎も今後の成長が楽しみだし親友の新八郎がまた男前で格好いい。ただ主要人物の1人が田沼意知で彼の行く末を知ってるだけにちょっと切ない。2011/07/21
がしがし
0
剣客商売の大治郎と三冬??2017/11/01
ネロ
0
もっとラノベっぽいのかと勝手に思っていたけど、そうでもなかった。 重くもなかったけど通勤にはほどよい読み物でした。 冷や飯食いの次男坊(妾腹の子なので義母がわざと怜三郎とつけた)なのに家族に愛され、田沼意次親子にも気に入られ、意次の娘と良い仲に。 4話完結らしく続きを読もうと思ったら、月が変わって読み放題じゃなくなっちゃった。 最初から1巻だけ読み放題だったのかな?2017/05/30
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