内容説明
現代であれば定年になろうかという年頃の、生来呑気な傘張り浪人の寒川十蔵が、“辻打ち”に遭ったことから人生が変わる。町道場の後見人を頼まれ、仇討ちにまで首を突っ込む。果ては御前試合に出場するハメに!筋はいいがなまけもののためなまっていた腕をみがいて大活躍することになるが…。読後感爽快な傑作時代小説。
著者等紹介
葛葉康司[クズハコウジ]
大分県大分市生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。卒業後、家業の経営などを経て、文筆活動に入る。『傘張り剣人情控 辻打ち』で第16回歴史群像大賞奨励賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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