内容説明
慶長五(一六〇〇)年、豊臣秀吉亡き後、徳川家康はすでに天下への野望を隠すことなく、手始めに会津・上杉家を「罠」に陥れようとしていた。そこに出現したのが、自らを「はぐれ忍び」と称する謎の男・烈である。烈は、上杉家家老の直江兼続に接近。驚異的な剣技と智謀で上杉家の危機を救うとともに、自らの出自にかかわる重大な「使命」をおび、来るべき「天下分け目の戦い」の渦中に身を投じ、家康の陣中にもその姿を現わしたのだった…。
著者等紹介
高妻秀樹[コウズマヒデキ]
1955年、宮崎市生まれ。四六歳のとき、公立高校教員として初めて歴史科目を担当したことから、一日一冊の歴史関係書を読破するようになり、それが小説執筆への契機となる。以後、歴史小説に挑み続け、2005年、第一一回歴史群像大賞受賞作の『胡蝶の剣』で鮮烈にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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