内容説明
直参旗本・花岡家の四人娘、中でも十九の次女・双葉は好奇心旺盛で、町娘に扮してはこっそり市中に繰り出し、定廻り同心・北方章三郎とも顔見知りの仲。だが、そんな気ままな双葉が衝撃的な現実を知ることに―。長年借財を重ねてきた花岡家の家計が破綻したのだ。世間知らずの両親はうろたえるばかり、与力に嫁いだ姉や学問漬けの四女も当てにならず、とうとう美貌の三女が吉原に売られることに。お家の危急を救うため、双葉はある決意をするが…。旗本の箱入姉妹と八丁堀同心の可笑しく切ない物語。
著者等紹介
牧南恭子[マキナミヤスコ]
名古屋市立女子短期大学卒業。1990年、『爪先』(講談社ノベルス)でデビュー。日本文藝家協会会員、日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オレンジ。
8
暑いせいか、最近は5冊くらいの本をダラダラ読みしている。これは最後まで読めた本。旗本の次女・双葉は好奇心旺盛で、町娘に化けては外に出て、定廻り同心の北方章三郎に惚の字。事件に首を突っ込んだりしながら、浮世離れした両親や姉妹たちとの絡みがのんびりとした一冊だった。2015/07/16
zuccalove
1
世間知らずの、両親と自分の事でいっぱいの妹たちに挟まれて好奇心の塊の主人公。 面白かった! 続きを読もう。2015/12/14
Wald des Buches
0
購入2010/11/19
suika
0
主人公に共感出来ない。でも読みます。2010/10/16
-
- 和書
- ほくほくおいも党
-
- 電子書籍
- 青蛇の赤い月【タテヨミ】第55話 pi…