内容説明
両国橋の大店の手代・為吉は茶屋で肌を合わせた女に嵌まり、金策目当てに賭場通いを続けていた。ある夜、為吉はいかさまに乗じて大金を手にするが、帰り道に賭場の手下に命を狙われ、用心棒を買って出た着流しの武士・安西に救われる。安西は最下級の御家人だが、直心影流の遣い手だった。二人はある女をめぐる奇縁により、酒と博奕で街道を流れ歩き、侠客たちを相手に白刃を振るう。
著者等紹介
羽太雄平[ハタユウヘイ]
1944年、台湾生まれの東京育ち。広告会社社長を経て、89年に「完全なる凶器」で「小説CLUB」新人賞を、91年に『本多の狐』で時代小説大賞を受賞し、作家として注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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