内容説明
遠い新戚からの縁談を頼って三河から江戸へ出てきた徳田東之進は、八丁堀同心の娘、倉田志満を妻にし、亡義父の跡を継ぎ、新米同心として働き始めた。夫婦とはいえ、いまだ床入りもすませていない東之進と志満を心配した周囲の計らいで、やっと祝言をあげることになった。だが、その当日、東之進の許婚だという娘が現れた。さらに東之進の兄が何者にに斬られ、瀕死の重傷に。にわかに暗雲たちこめるふたりの前途は…。危難を乗り越え愛を育んでいく若い夫婦の姿を描いた傑作。
著者等紹介
牧南恭子[マキナミヤスコ]
名古屋市立女子短期大学卒業。1990年、『爪先』(講談社ノベルス)でデビュー。日本推理作家協会会員、日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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