内容説明
四谷のぼろ長屋に住む吉六は、得意先の店の火事に駆けつけ火に巻かれ、大火傷を負う。健気に面倒を見る女房のおゆうは、その窮乏を口利き屋に付け込まれ、やきもち坂の長屋で妾奉公することになる。二人を手助けするため、隣に住む三州と円治は、おゆうを妻の鑑に見立てた読売で、吉六に作らせた菜箸を「おゆう箸」として売り出し大当たりをするのだが、事態は思わぬ方向へ動きだす…。
四谷のぼろ長屋に住む吉六は、得意先の店の火事に駆けつけ火に巻かれ、大火傷を負う。健気に面倒を見る女房のおゆうは、その窮乏を口利き屋に付け込まれ、やきもち坂の長屋で妾奉公することになる。二人を手助けするため、隣に住む三州と円治は、おゆうを妻の鑑に見立てた読売で、吉六に作らせた菜箸を「おゆう箸」として売り出し大当たりをするのだが、事態は思わぬ方向へ動きだす…。