内容説明
江戸小石川・伝通院で風車を売って暮らしている浜吉は前科者の御用聞。月夜になると娘をさらう駕篭の謎を追う表題作、ハゼ釣りの客が釣った銀のかんざしから、かどわかされたご新造の行方をつかむ「かんざし釣り」など、情味深い人間推理で難事件を解決する捕物九話、凄腕の根津の親分が今日も大活躍!伊藤桂一の人気シリーズ第三作。
著者等紹介
伊藤桂一[イトウケイイチ]
1917(大正6)年、三重県生まれ。61年、『螢の河』で直木賞を、83年、『静かなノモンハン』で芸術選奨文部大臣賞と吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。