内容説明
西暦195年。400年の栄華を誇る大漢帝国は、宦官が専横し、「黄巾の乱」という大規模な民衆反乱を引き起こした。大陸では各地に群雄が割拠、乱世の梟雄・曹操は〓(えん)州の地に地盤を築く。だが、徐州に遠征していた隙に、呂布に領土を奪われてしまった。その混乱の中、倭国からやってきた奴隷の少年が、主人を害して逃亡し、中国の地に紛れ込む。やがて少年は、呂布や曹操、そして劉備を巻き込み、巨大な渦となって、中華の歴史に新たなる波乱を巻き起こす。
著者等紹介
仲路さとる[ナカジサトル]
1959年、北海道生まれ。1994年に『異 戦国志』で第1回歴史群像大賞を受賞。その後、単行本化された『異 戦国志』が絶大な人気を博し、「戦国シミュレーション」の草分け的存在となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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