学研M文庫
竹中半兵衛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059003595
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

わずか16名を率いて稲葉山城を落とし、戦国時代の名軍師と称される、竹中半兵衛。その名軍師を取り巻く仲間と女たちの豊かな情愛……、さらに名軍師の知られざる人物像。時代小説の名手が、新視点から竹中半兵衛の人間的魅力に迫る!

内容説明

竹中半兵衛の存在なくして秀吉の天下への道は拓けなかった。近江の国境に近い西美濃の土豪に過ぎなかった半兵衛は斎藤龍興の居城稲葉山城をわずか16人で奪取。その鮮やかな戦略は瞬く間に隣国に伝わるが、半兵衛は稲葉山城を捨て隠遁し奇人ぶりをも世に示した。軍師として迎えたいと浅井長政からも誘われるが、主に選んだのは城持ちにもなっていない木下籐吉郎だった。この出会いこそが時代の流れを変えた。戦国を駆け抜けた軍師の魅力に迫る。

著者等紹介

高橋和島[タカハシワトウ]
1936年、樺太生まれ。7歳から台湾で育つ。中央大学法学部卒。第69回オール読物新人賞、第12回小説CLUB新人賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

6
羽柴秀吉の軍師竹中半兵衛を描いた作品。秀吉に仕える前までで半分くらい描いており、このあたりはオリジナリティがあって良い。逆に秀吉に仕えてからが短めでいきなり時間が飛んでいたりしているのはちょっと残念。織田信長に対して畏れず面と向かって堂々としているのに対して、信長はそっけなく気に入っている様子はありかな。死に方があっさりしすぎているのは味気ない。比較的女性関係の多い半兵衛ものでした。2016/10/31

つみれ

2
歴史小説の楽しみの一つに作者のオリジナルキャラクターがどう生かされているかがあると思うが、この小説は秀吉の下で活躍する前部分が長いので、その点面白かった。2010/07/11

ANGEL PAC/バイド聖教

0
興味が出てきたので読んで見たけど。わりとあっけなく死んじゃったんだね。2013/09/23

TAC

0
☆x3 初めて触れる半兵衛重治モノ故 比較も批評ももたずに読み進めた。顧みるとこの作品が最も戦の攻防――と言うより重治の小細工――について 史実に忠実か否かは別としても 詳しく巧みな表現を用いている。寄人となった後の信長とのやりとりにも 小気味良い “減らず口ぶり” が理路整然と発揮される。所有する内ではこの一冊のみが重治の死因を胃に求めており 又 女性との関わりが最も多いのもこの作品であることから コンパクトに纏まりつつも強く印象に残ることとなった。2006/05/20

でゅか

0
他の竹中本に比べ、死に方があっさりしてる。人物の魅力が理解できる本ではある。2011/06/28

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