出版社内容情報
凄腕の御用聞・風車の浜吉が、懐かしい根津の地に戻った。日本橋の悪徳商家を荒らした粋な盗賊〝つばくろ〟から謎めいた遺書が届けられ、埋蔵金の在処を探り出す表題作ほか、燻し銀の浜吉親分が数々の難事件を解き明かす!
内容説明
凄腕の御用聞・風車の浜吉が、懐かしい根津の地に戻った。故あって咎をうけ、江戸を追われた浜吉は、五年後、子連れ女房のお時と小石川の長屋で世を忍んでいたが、昔鳴らした捕物の腕を惜しまれ、お上御用を勤めることになったのだ。日本橋の悪徳商家を荒らした粋な盗賊“つばくろ”から謎めいた遺書が届けられ、埋蔵金の在処を探り出す表題作ほか、燻し銀の浜吉親分が大活躍。
著者等紹介
伊藤桂一[イトウケイイチ]
1917(大正6)年、三重県生まれ。61年、『蛍の河』で直木賞を、83年、『静かなノモンハン』で芸術選奨文部大臣賞と吉川英治文学賞を受賞
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