出版社内容情報
多重人格?ドッペルゲンガー?それとも……。「俺じゃない! 俺のダブルがやったんだ!」弁護士の倉崎が捜し続けた遺産相続人は、十四歳の少年だった。しかし少年は、殺人容疑で勾留されていたのだ。「ダブル」とは何者なのか――!?
内容説明
多重人格?ドッペルゲンガー?それとも…。「俺じゃない!俺のダブルが殺ったんだ!」弁護士の倉崎が捜し続けた遺産相続人は、十四歳の少年だった。しかし少年は、殺人容疑で勾留されていたのだ。「ダブル」とは何者なのか?少年の周囲で相次ぐ怪死事件を追ううちに、倉崎は狂気の生き神信仰に支配された、ある村の存在を知る。過疎の村は、「彼」の誕生を待っていた―。
著者等紹介
久綱さざれ[クツナサザレ]
1965年、愛知県刈谷市生まれ。名古屋大学文学部哲学科卒。ソフトウェア開発会社勤務を経て、結婚を機にソフトウェア開発の有限会社「アスター」を設立。1999年、詩人であった父・谷沢辿の遺稿集出版に携わり、こののち本格的に小説を書き始める。2001年、本作『ダブル』で第一回ムー伝奇ノベル大賞最優秀賞を受賞、2002年1月、同作で商業出版デビューを果たす
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