出版社内容情報
敵将をして「日本一の兵」と言わしめた真田幸村。家康が誰よりも恐れた秀吉恩顧の戦さ上手は、その軍師ぶりと温厚篤実な人柄で多くの者を魅了。何よりも義を尊び、家康再三の誘いを拒んで豊臣方として東軍を翻弄。華々しい活躍の末散った類稀なる勇将の生涯。
内容説明
敵将・島津氏をして「日本一の兵」と言わしめた真田幸村。家康が誰よりも恐れた秀吉恩顧の戦さ上手は、その軍師ぶりと温厚篤実な人柄で多くの者を魅了。長年の蟄居生活にも関わらず、大坂の陣には多数の信奉者が付き従った。武士として何よりも義を尊び、家康再三の誘いを拒んで豊臣方として東軍を翻弄した、類稀なる勇将の生涯。
著者等紹介
江宮隆之[エミヤタカユキ]
1948年、山梨県生まれ。中央大学法学部卒業。1989年、『経清記』で第十三回歴史文学賞、1995年、『白磁の人』で第八回中村星湖文学賞を受賞
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感想・レビュー
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BIN
1
真田信繁だけでなく父昌幸、祖父幸隆の凄さもわかるのではないだろうか。最後に華を咲かせ不朽の名声を手に入れた。幸村の本を読んだことがないのでわからないが、あまり真田十勇士が活躍しすぎず、幸村が活躍しているところが良いような気がする。2010/09/06
ハット
0
智将として名高い真田幸村。 大坂の陣を軸に幸村の昔話という形で真田家の歴史が明らかにされていき、とても読み易かったと思う。 作者の江宮氏は他にも武将を題材に著作を発表されているので、そちらも機会があれば読んでみたい。2014/12/04
美亜希
0
夏の陣手前からの回想形式で語られる幸村の人生。彼の活躍の場は大坂の陣が全てなのでどうしてもそれまでが単調になりがちだが、それらのプロセスがあったからこそ彼のような勇将が生まれたのである。ゲームばかりやっているので印象があまりないのだが、真田幸村という武将は『軍師』だったのだなぁ、と。真田十勇士が出てくる作品は初めて読んだが、程よい活躍とそれでいてわかりやすい個性の出し方は邪魔にならなくてよかった。2013/12/08
Ryuji
0
★★★★
はくはく
0
霧隠才蔵とか猿飛佐助がこのころの登場人物だったとは。名前は知ってたけど、活躍した時代は知らなかった。2010/04/06