出版社内容情報
川越藩士・白久小十郎は、庄内藩で犬死にした父の仇討ちとして家老の島地勧太夫を殺めた。最愛の許婚までも眼前で殺された小十郎は、武士の誉を地に捨て死楽孤十郎と改名、江戸に流れる。殺し屋稼業に身を落とした孤十郎はそこで、意外な陰謀に巻き込まれる。
内容説明
川越藩士・白久小十郎は、家老の島地勧太夫を備前長船で殺めた。藩の理不尽な密命で犬死にした、御用部屋頭の父に代わっての復讐である。さらに最愛の許婚までも眼前で殺され、絶望の淵に立たされた小十郎は、武士の誉を捨て死楽孤十郎と名を変えた。江戸に潜み、殺し屋稼業に身を落としていた孤十郎は、将軍家をとりまく不埒な陰謀に巻き込まれていく…。
著者等紹介
本庄慧一郎[ホンジョウケイイチロウ]
1932年、東京に生まれる。民間放送開局当時から台本や脚本を執筆。その後、コピーライターとして、日本民間放送連盟賞をはじめ、海外の賞など百五十以上を受賞する。91年、初の時代小説を発表したのを機に、各小説誌を舞台に精力的な活動をはじめる
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